25日土曜日に、山形県米沢市にある大平温泉(おおだいらおんせん)に入浴に行ってきました。
温泉は非常にいい感じで、まさに「秘湯」といった趣でした。天気も良く、川沿いの露天から眺める紅葉は最高でした。
しかーし。そこへ至る道がすごい!!林道フリークの方は全然平気でしょうが、こんな道路はほんとに何十年ぶりで運転しました。何とか幸い無事生還しましたが、運転に自信の無い方や気の小さな方は車で行かない方が無難だと思いました。どうしても行きたい方は宿泊して送迎してもらった方がおすすめです。
さて長くなると思いますが、その道中はこんな感じでした。
どっか紅葉を見に行こうという妻の一言で、高1の娘と3人で出かけました。「山形に大平温泉というところがあるみたい。とってもいいらしいよ。」というので、ネットで調べてみると、天元台というスキー場の奥のようです。天元台には何回も行ったことがあるので、軽い気持ちで「じゃぁそこに行こう。」ということで出発しました。
米沢市街を抜けて、南方の山へ入っていきます。集落が無くなるといきなり車線が細くなり、1台通るのがやっとの道路となります。ナビで見ると温泉まで残り5km余り。こんなところで対向車が来たらやばいなぁと思いつつ進みますが、道はどんどん険しくなってきます。
ところどころ未舗装の道路となってきましたが、道幅もどんどん狭くなってきます。途中で猿を発見。雄の猿でこちらをじっと見ています。威嚇しているような感じです。
そのままかまわず進んでいくと、いきなりの急カーブが何回も出現。切り返さないと曲がれないほど急なカーブ。しかもきつい登り坂です。落ち葉で前輪がすべりローでもやっと登る感じです。なんて感じで四苦八苦しながら登っていくと、いきなり片側は断崖絶壁!、カーブと坂はほんとに急!こんなところで対向車が来たらホントにヤバイです。
断崖絶壁が続く難所を何とか越えましたが、まだ残り2kmほどあります。この先どうなるんだろうと思いましたが、Uターンするポイントも無いので、仕方なくそのまま進行します。もう対向車が来ないことを祈りつつ前に進むしかありません。
何とかかんとか車が進入できる最終地点の駐車場へ到着。もうへとへとです。ですがここからがまた大変。ここからひたすら川底を目指して徒歩で下るつづら折りの道が続いています。しかも急です。半分くらい進んだところで既に太ももの筋肉はパンパンの状態。冗談を発する元気もなく黙々と下ります。
最後は階段だけの道になりました。ここを下りきると短い吊り橋がありその対岸に小さな旅館の姿が見えました。ホッとして旅館で入浴料一人500円を払い露天風呂へ直行。男女別の露天風呂があります。
温泉はやさしい感じのお湯でしたが、何せロケーションが絶景。目の前には川が流れ、川の対面の絶壁には色とりどりに色づいた木々が日の光に光っています。しばし頭の中を真っ白にして湯船につかりながら景色を眺めていました。
旅館入り口近くにはわき水が流れていて、口にしましたがとても甘い水でした。
ゆっくり露天風呂を堪能した後は、来た道を上らなければなりません。それだけでも一苦労なのに、さらにその後あのくねくね道を下らなければなりません。それでなくとも気の小さな私は露天風呂気分も早々に吹っ飛んでいました。
帰りの坂をまず徒歩で上りはじめます。すると道を下ってくる方が多数いらっしゃいます。あいさつを交わしながら進みますが、口々に皆さんも「すごいところですね。こんなにすごいと思いませんでした。」なんておっしゃっていました。「間もなく宿ですからがんばってください。」を声をかけながらひたすら急な坂を登ります。あまりにつらいので途中で枯れ木を拾って杖がわりにして登ります。
何とか車まで戻り、一息いれた後出発です。登りは幸いに対向車に1台も合わなかったので、下りもなんとか対向車が来ないように祈りながら車を走らせます。その祈りもむなしく間もなく対向車に遭遇。幸い私の方が10mくらいバックしたところにスペースがあったので、何とかバックして道を譲ってあげました。その後はしばらく順調に進行しましたが、いきなり前方から宿の送迎車のワゴンが登ってきました。こっちにバックしろと指さしています。これも数mバックしたところで山肌ぎりぎりに寄せると何とかすれ違うスペースがありました。ラッキーです。行こうとするとすかさずまた対向車が!仕方ないので同じところにまたバック。
そこから一番の難所にさしかかりました。片側は断崖になっています。しかも急カーブの連続。何とかここを抜けるまで対向車が来ないように!!と祈りつつ進行。幸いになんとか難所を抜けました。
ホッとすると立ち往生しているワゴン車が、女性の運転のようでしたが、どうしたのかなぁと見ると、Uターンしたいらしいのですが、ハンドルが切れなくて対向車のおばさんに運転を替わってもらってUターンをしているようです。運転していたおばさんは宿の従業員風でした。数分待っていると何とか切り返してUターンが完了。運転の女性は何度もおばさんに頭を下げていました。気持ちはよく分かりますね。
しばらくそのワゴン車の後ろを進行。また対向車です。後ろからも車が来ました。ここでは対向車が何とかすれ違えるポイントで停車してくれていたので、ぎりぎりで通過。
こんな感じで何とか山道を下りきって脱出しました。いやーホッとしました。すぐにでも車を駐めて煙草に火を付けたかったのですが、そんなスペースも無いので何とか集落まで進行。すると右側に大平温泉の本宅という看板が見えてきました。冬期間は温泉は閉鎖なので、ここが住居となっているのかな?案内所にもなっているようです。
そこを少し過ぎたところにコンビニを見つけて思わず停車。煙草に火を付けてホッと一息です。久々にホントにドキドキするスリルを味わった気分でした。
そこから山形大学工学部前のラーメン屋に行きましたが、営業時間外でしたので、赤湯ラーメンとして有名な龍上海の米沢店で遅い昼を食べました。3時を過ぎていて空いていたので、麺も堅めでうまかったです。混んでいる時に行くと、大量にいっぺんに作るせいか少々麺がのびた感じがしていたので、この日は満足でした。おなかが空いていたせいもあるとは思いますが。
天国と地獄の両方を体験した貴重な日となりました。機会があれば再訪したい温泉ではありますが、自分で運転するとなると・・・?です。
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